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乳幼児からはじめよう!読み聞かせ 読み聞かせの効果とコツ

絵本の読み聞かせがお子さんにいい影響を及ぼすことは皆さんご存じですね。小学校に上がる前までに親がやるべき事の一つです。でも、具体的にはよくわかっていない方が多いのではありませんか。絵本の読み聞かせはお子さんの心の成長に大きな影響を及ぼします。この記事では絵本の読み聞かせのメリットと読み聞かせのコツをご紹介します。

絵本の読み聞かせによって得られる効果は?

絵本の読み聞かせは乳幼児からでもだいじょうぶ。早ければ早いほどいい効果をもたらします。お子さんが絵本に興味を持ち始めたらやってみましょう。読み聞かせのメリットをいくつか挙げてみました。

・親子の絆が深まる

・感受性が豊かになる

・想像力が育つ

・学習能力がアップする

・集中力がつく

・好奇心・探求心・自尊心が育つ

それぞれ詳しく解説します。

親子の絆が深まる

お母さんやお父さんが読み聞かせをすることで親子のコミュニケーション不足が解消されます。

お母さんお父さんの声はお子さんに安心感を与えます。また、膝に乗せるなどで肌のぬくもりを感じることができ、よりいっそう親の愛情を感じ取ることができます。読み聞かせによって親子の親密度が上がり、信頼感が強まると同時に、お子さん自身の自己肯定感も養われます。

感受性が豊かになる

読み聞かせは、お子さんの感受性を豊かにします。絵本を聞かせるとお子さんは登場人物になりきっていろんなことを想像します。悲しくなったり、うれしくなったり、怖くなったり様々な体験をします。お子さんは絵本を通していろいろな思いを感じることで感受性豊かなお子さんへと成長します。

想像力が育つ

読み聞かせをするとお子さんの想像力が育ちます。物語の人物や物に対していろいろと想像することで、相手の痛みの判る思いやりのある人になります。想像力が育つと視野が広がり新しい視点で物を考えることができるようになります。これは大人になってからでも役立ちます。

学習能力がアップする

読み聞かせはお子さんの脳を刺激し活性化させるため、知能や学習能力の向上に役立ちます。絵本を繰り返し聞くことで言葉を自然と覚えていきます。語彙力や理解力がアップするので国語力が身につき学力向上につながります。

集中力がつく

読み聞かせをやっているとお子さんに集中力がついてきます。子供が集中できるのはそう長くはありません。読み聞かせを始めたころは2.3分持たなかったのが、少しずつ伸びてきて最後のページまで聞けるようになります。落ち着きがないお子さんには絵本の読み聞かせがお勧めします。

好奇心・探求心・自尊心が育つ

お子さんは物語を聞くことでいろんなことに興味を覚え好奇心が育ちます。また、どうしてだろうと思ってみたり、こうしたらいいのにと考えたり探求心も芽生えます。物事を前向きにとらえる力や、積極的に前に進む力なども育ちます。また、読み聞かせにより心が落ち着いてくると、自分自身の行動に自信がつき自尊心が育ちます。

効果的な絵本の読み聞かせのコツ

読み聞かせが子供に良いとわかっていても、どうやったらいいのかわからない方も多いと思います。読み聞かせをするときにはどんなことに気を付けたらいいのでしょう。

・親が楽しむ

・読み聞かせに集中できる環境を作る

・子供が読みたがる絵本を読む

・本の感想を聞かない

・子供のペースに合わせる

詳しく解説します。

親が楽しむ

読み聞かせの時には親も一緒に楽しみましょう。親が楽しんで読んでいると、それがお子さんに伝わり、お子さんも楽しみながら絵本に親しむことができます。子供は大人の気持ちを敏感に感じ取ります。義務感だけで仕方なく読んでしまうとお子さんは読み聞かせを楽しんでくれません。

読み聞かせに集中できる環境を作る

お子さんが絵本を楽しむためには、お子さんがゆったりした気持ちで集中できる環境を作ることが大切です。お子さんが好きなおもちゃなどがあるだけで、それに気持ちがいってしまうこともあります。また、テレビは消して、できれば携帯電話も近くに置かないようにしましょう

子供が読みたがる絵本を読む

親の中には熱心なあまり将来のためを考えて、道徳心を高めるお話しやしつけに役立つようなお話しを聞かせたがります。お子さんが興味を持てないものは無理強いしてはいけません。お子さんが読んでほしいと言ってきた本は、同じ本でも何度でも読んであげましょう。

本の感想を聞かない

読み聞かせの後で「どうだった?」「面白かった?」などと感想を聞かないようにしましょう。聞き終わった後、お子さんは内容を振り返ったり、想像を膨らませて自分の世界に浸っています。じゃましないようにしましょう。また、語彙が豊富でない幼児は感想を求められても言語化できません。質問に答えることが嫌になって絵本が嫌いになる可能性もあります。

子供のペースに合わせる

読み聞かせをするときはお子さんのペースに合わせて読んであげましょう。お子さんが絵に興味を持ってじっと見ていたり、指さしたり、文章を口ずさんだりしているときは無理に進むことはありません。読み聞かせ中はお子さんの反応をよく見てください。絵に興味をしめしているか、物語の内容を理解しているかなどに心を配りましょう。

幼児のうちに読み聞かせたいおすすめ絵本5選

お子さんも楽しめてお母さんも楽しめる絵本を年齢別に紹介します

・「もこもこもこ」 谷川俊太郎 元永定正  文研出版

・「ももんちゃんあそぼう」  とよたかずひこ  童心社

・「ネズミ君のチョッキ」 なかえよしを 上野紀子  ポプラ社

・「もうぬげない」  ヨシタケシンスケ ブロンズ新社

・「すてきな三人組」 トミー・ウンゲラー 今江祥智

0歳~

「もこもこもこ」 谷川俊太郎 元永定正  文研出版

ちょっと不思議な絵本。最初はよくわからないかもしれませんが2回、3回と読んでいくうちにどんどん面白くなってくる。赤ちゃんが声を出して笑える絵本。

私の好きな詩人、谷川俊太郎さんの文章。毎回違う読みができるのが魅力

1歳~

「ももんちゃんあそぼう 」  とよたかずひこ  童心社

繰り返し読めば読むほど楽しくなって、ももんちゃんがどんどんかわいくなっていきます。

ももんちゃんは明るくてたくましい。その力強さは育児にちょっと疲れたママが読むとスカッとするほど。子供にとってもママにとってもうれしい絵本

他にもいろいろとシリーズがあります。
詳細はこちら

2歳~

「ネズミ君のチョッキ 」 なかえよしを 上野紀子  ポプラ社

40年以上前に誕生した絵本。ズ~っと愛されているロングセラー絵本です。お父さんおかあさんも読んだ覚えがあるかもしれません。かわいいネズミ君と動物たちのユーモアあふれる絵本です。

3歳~

「もうぬげない」  ヨシタケシンスケ ブロンズ新社

ヨシタケ流ユーモアたっぷりの絵本。3歳になるとなんでも一人でやってみたくなります。着替えをしようとしたけど服が引っかかって脱げなくなっちゃった。子供だけでなく大人も思わず笑ってしまう絵本です。

4歳~

「すてきな三人組」 トミー・ウンゲラー 今江祥智

どろぼう三人組。ある日女の子をさらってきてしまう羽目に。4歳にもなるとやっていいこと、いけないことが解ってきます。どろぼうはいけないこと、でも女の子を助けたことはいいこと。このどろぼうさんはどっちかな。絵だけでなくお話の中身もちゃんと理解できるかな。

まとめ

読み聞かせをすることは将来のお子さんのためにも役立ちます。読み聞かせは心を育てます。子供の時に読み聞かせをたくさんしてもらった人は、相手を思いやる心の豊かな人になります。

今からお子さんと一緒に図書館に行って絵本を手に取ってみてください。お子さんが持ってくる絵本を借りてみましょう。毎日10分でいいので時間を作って読み聞かせをしてください。継続することも大切です。

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