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アレグラのジェネリックって何?60とfxの違いは?効かない場合は?


「アレグラ」ってご存知ですか?CMでも有名な花粉症の薬ですね。春の気配がするとうきうきしていたのは昔の話、最近は憂うつになってしまう人も多く見られます。

そう、いまや花粉症はくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の炎症となって襲ってくる季節限定ながら日本人の国民病のようになっているのです。

東京都福祉保健局が10年ごとに実施しているスギ花粉症の調査では、1983~87年は「10人に1人」だった花粉症が、2016年は「ほぼ2人に1人」に達しました。

そんな花粉症に悩む人の救世主ともいえるのが、よく効いて眠くなりにくい、副作用が少ないアレグラです。

アレグラのジェネリックは20個以上!

アレグラは花粉症の治療用に最も使用されている薬のひとつです。
もともとは2000年に発売開始されましたが、特許の存続期間が修了したため、2012年からジェネリック医薬品の販売が開始されました。

ジェネリック医薬品は、もともとの先発品とは違う形にしたり、コーティング剤や添加物を変えたりすることで、飲みやすさや使いやすさを工夫しているという特徴があります。アレグラのジェネリックにも、水なしで飲めるものや、子供向けに粉状のドライシロップなどが発売されています。

アレグラ60とアレグラfxの違いは?

病院でアレグラが処方されるときの処方箋には、「アレグラ60 」または成分名「フェキソフェナジン塩酸塩」と記入されます。ドラッグストアなど市販薬として購入するときは「アレグラfx」を選ぶことになります。

アレグラ60とアレグラfxは、「まったく同じ」ではない


先発薬とジェネリック医薬品は、薬として効果を発揮する有効成分、その含有量は同じであり、試験により効果や効能が同じであることは確認されています。

しかし加える添加物や形状、色、味、そして製法は先発薬と異なっていてもいいことになっています。そのため、以下のように違いを分けることができます。

外観・薬のタイプの違い

錠剤の見た目が、医療用と市販薬とが区別できるように刻印されている文字が異なっています。

また先述したように、医療用のアレグラは、水なしでも飲めるタイプや、容量が半分であるアレグラ錠30mg、ドライシロップなどさまざまな薬のタイプがあります。

効能効果・用法用量の違い

アレグラ60は、アレルギー性鼻炎の他にじんましんや一部の皮膚炎に伴うかゆみの症状に効果があります。一方で市販薬のアレグラfxの効能効果は、花粉、ハウスダストによるくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの鼻のアレルギー症状の緩和です。

また医療用のアレグラは7歳から投与可能ですが、市販薬のアレグラFXでは15歳未満の小児は服用することができません。子供は慎重に服用する必要があるため、必ず病院を受診し処方してもらうようにしましょう。

アレグラ60とアレグラfxの使い分けは?

すぐほしいかどうか

病院の処方薬であれば、当然病院にかからなくてはいけません。特に花粉症の時期はどこも同じ症状の患者さんであふれています。さんざん待って、診察は一瞬、そしてお会計、調剤でまた待つことになり、結局は医薬品アレグラを手に入れるのに半日かかることもあるかもしれません。

それに比べてアレグラfxであれば、街中のドラッグストアやショッピングモールの医薬品コーナーですぐ購入することができます。症状がひどくて今すぐほしいとき、会社や用事で病院に行く時間がなかなか取れないとき、は市販薬が便利です。

コスト面

病院で処方したもらうには、診察を受ける必要があるため診察代がかかります。それでも花粉症のシーズン中の長期間の薬であれば、保険が適応されるため長い目で見るとコストは下がります。

アレグラfxは外で過ごす必要があるときだけ服用したいなど、短期間であれば、コストが下がる可能性が高いです。また、たまにネットで大幅に値引きされていることもあるので、チェックしてみる価値はありそうです。

アレグラがうまく効かない場合は?

アレグラがあまり効かない!という人も残念ながら一定数いらっしゃいます。

また国が定める基準で各社安全性や有効性は確認しているので、ほとんどの場合効果は同じはずですが、「先発医薬品のほうが有効性が高い」という思い込みや、「ジェネリックは安いから効果が低いかも」、と思って飲むと、心理的に効果が低く感じられることもあるかもしれません。

そんなアレグラfxも飲み方を工夫することで、効かない!を減らすことができます。

アレグラfxの効果的な飲み方

アレグラFX錠の効果を最大限にするポイントは、飲むタイミングです。添付文書には、「1回1錠、1日2回朝夕に服用してください。」とありますが、実は食後ではなく空腹時に飲む方が、効果が強くなることが知られています。

医薬品アレグラの添付文書では、健康な成人男子に空腹時と食後にアレグラを飲んでもらったところ、空腹時に比べ食後投与時は約15%及び14%効きが悪い可能性がある、ことが記載されています。

つまり、市販薬のアレグラFXも食後よりも空腹時に服用した方が効果が高まることが期待できるため、食事に関係なく服用することができますが、空腹時の方がよりおすすめということです。

まとめ

どんな薬であっても副作用は存在します。アレグラも他の薬に比べればかなり軽いものの、眠気が生じたりのどが渇いたりといった作用があらわれることがあります。

でも、花粉症を抑える効果が副作用を上回る限り、アレグラの人気はまだまだ続くでしょう。その時の状態に合わせて、賢く使い分けていきたいですね。

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