2020年の冬は比較的暖かく感じますね。
春並に暖かい日もあり嬉しく感じる反面、暖冬による影響で雪不足になり、スキー場のオープンや営業に支障がでているという悪いニュースも耳にします。
今回は「2020年の冬は暖冬?」「暖冬の原因」「暖冬が及ぼす影響はどんなものがある?」について詳しくまとめました。
2020年の冬は暖冬?
2020年の冬は暖冬です。
気象庁が2月6日に発表した「1か月予報」によると、3月初めにかけて平年より暖かくなる見込みです。記録的な暖冬の後は、春の訪れも早く、桜の開花も早まる予想。
3月~4月も平年より暖かい気温が続くそうで、記録的な暖冬のまま冬が終了する見込みです。
2020年暖冬の原因は?
日本が暖冬になる原因として、エルニーニョ現象とラニーニャ現象があげられますが今年の観測は確認されていないとのこと。
エルニーニョ現象とは、春から冬にかけて数年に1度発生する気候変動現象で、この現象が起きると、熱帯太平洋の東部で海面水温が例年より高くなります。
一方、ラニーニャ現象とは、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象のことを言います。
この2つの現象が起こると、日本を含めた世界各地で異常気象が起こると言われています。
2020年暖冬の原因について気象庁は以下のように伝えています。
気象庁はこの原因について、インド洋西部を中心に海面水温が高く、大気の流れ(対流活動)が活発だった反面、インドネシア付近では活発にならなかったことから、南から暖かい空気が流れ込んで、日本付近で偏西風が北に蛇行。そのため、シベリアから南下して雪を降らせる寒気の張り出しが弱くなったのが原因だとみている。
引用元:ハザードラボ
暖冬が及ぼす影響
2020年、記録的な暖冬が続き各方面に影響がでています。
どんな影響がでているのか、以下で詳しく説明します。
雪不足により各地のスキー場に影響
記録的な暖冬により、深刻な雪不足となっています。
毎年、ウィンタースポーツを楽しみにしていた人には悲しいニュースですね。
ウェザーニュースによると、2020年1月8日時点で、滑走可能なスキー場は67.5%しかないそうです。
多くのスキー場が影響停止、または営業不可に追い込まれているようですが、引き続き暖かい気候が続くとのことで、雪不足が解消しないまま冬のシーズンを終えることになりそうです。
花粉シーズンの到来が早まる
暖冬による影響で花粉シーズンの到来が平年より早まっていると言われています。
花粉症に悩まされている人にとっては嫌なニュースですね。
気象庁によると、東京で例年より2週間早く2月3日に飛散開始になりました。
2月下旬にスギ花粉の飛散がピークに入る地点が多くなるとのことで、いつもより早めに花粉対策をする必要がありそうです。
冬物衣料品が安く手に入る
2020年は、暖冬の影響により厚手の下着やアウターなど冬物衣料のセールが平年より早まりました。
冬物衣料の売上の落ち込みによりアパレル業界は悲鳴をあげているようですが、消費者側からすると冬物衣料品を安く手に入れるチャンスですね。
冬物定番アイテムなどは、今年のうちにゲットしとくのが良さそうです。
野菜が値下がり
記録的な暖冬の影響により生育が順調になり出荷量が増え、レタスやキャベツといった葉物の野菜を中心に平年より小売価格が安価になっているとのこと。
農林水産省は、当面安定した安定した値動きが続く、と発表していて引き続き安く野菜を手に入れられそうです。
消費者側からすると野菜の価格低下は嬉しいニュースですが、農家の人は収穫作業に追われ、スーパーは小売り価格が低下したことによる売上の落ち込みに頭を悩まされているそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事をまとめると以下の通りです。
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