日本でも毎年仮装して楽しむ人が多くなってきたハロウィン。
2021年の10月31日は日曜日なので、仮装やコスプレを楽しむ方も多いのではないでしょうか?
でもハロウィンの由来って知ってますか?
なぜカボチャを使うのか?
今回はハロウィンの気になる4つのことについて調べました。
・なぜカボチャでジャック・オー・ランタンを作るの?
・仮装は悪魔よけだった
・トリックオアトリートの本当の意味
この4つを詳しくご紹介します。
知ったら明日、誰かに話したくなっちゃうかも!?
ハロウィンの由来
昔ヨーロッパのアイルランド・スコットランドに住んでいたケルト民族のサウィン祭というお祭りがルーツ。
その民族では1年の終わりが秋の終わりだとされていて、その1年の終わりに収穫祭をしていたのが始まりです。
ケルト人の人たちは、
「1年の終わりに死者の霊がこの世にやってくる」
と信じられていた。
いい霊も悪魔達も一緒になってやってくるので、かがり火を焚いて魔女や悪魔に似た格好をすることで悪戯されないようにしたことが由来の1つです。
なぜカボチャでジャック・オー・ランタンを作るの?
ハロウィンといえば目と口をくり抜いたカボチャの「ジャック・オー・ランタン」ですが、
なぜカボチャを使うのか?
なぜジャック・オー・ランタンっていうのか知ってる?
知ったら怖い「ジャック・オー・ランタン」の由来
アイルランドの物語に登場する男性のジャックは、悪いことばかりをしていました。
魂を取るためにやってきた悪魔を、「最後にお酒が飲みたい」と言ってコインに化けた悪魔を騙して、悪魔が苦手な十字架で押さえつけて財布に閉じ込めました。
「10年は魂を取らない」と約束して、悪魔は解放されます。
10年後にまた魂を取るためにやってきた悪魔に、「最後にあのリンゴが食べたい」と近くのリンゴの木を指して言います。
今度こそ最後だと思った悪魔は、木に登ってりんごを取ろうとしたときにジャックが木の幹に十字架を彫って、リンゴの木から降りれなくしてしまいます。
「わかった!もうお前の魂は取らない」と約束して悪魔は帰って行きました。
ジャックも寿命がきて亡くなりましたが、悪いことばかりやっていたため天国には行けず・・・
それじゃあ地獄へと思ったその時、目の前にいたのはあの悪魔でした。
「お前の魂は取らないと約束したから地獄には入れられない。」
来た道を戻るように言われますが、ジャックに残されたのは真っ暗な闇。
「何か灯りになる物をくれないか?」と言うジャックに悪魔は地獄の炎を渡しました。
火が消えないように近くにあったカブをくり抜きランタンにした。
これがジャック・オー・ランタンの由来です。
私は今回調べて初めて知りました。
皆さんは知ってましたか?
最初はカボチャではなくカブ!?
さてここでさっきジャックは近くに落ちてたカブをくり抜いたとありましたよね。
そう!最初の「ジャック・オー・ランタン」はカボチャじゃなくてカブだったんです。
昔のヨーロッパにはそもそもカボチャはありませんでした。
カブが一般的な食べ物だったんです。
ですが、ケルト人がアメリカに移住したときに、カボチャと出会います。
カブはアメリカには馴染みが薄く、たくさんあったカボチャを代わりにしてそれが今まで続いているのです。
仮装は悪魔よけだった
ハロウィンの夜には死者と一緒に悪霊達もこの世によみがえり、悪さをして生きている人間から魂を奪うと言われていました。
人間だと気が付かれないように、魔女や悪魔などに仮装することで魂を奪われないようにしていたのが仮装のルーツです。
仮装を魔除けにもしていて、悪魔達を怖がらせて追い払うという意味もあったそうです。
日本でも、最近仮装する方が増えてきたのは、コスプレの文化にあるとも言われています。
テーマパークなどがハロウィンに、仮装のイベントを仕掛けて一気に火が付きました。
トリックオアトリートの本当の意味
古代ケルト人のお祭りの夜に、死者の霊と一緒に魔女や悪魔がやってくると信じられていました。
その時に子供をさらったり、家畜や作物に悪さをすると考えられていました。
悪霊に悪さをされないために供物を差し出す習慣があり、それが現代に伝わって子供たちが魔女や悪魔の仮装して、「お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞ!」になったと言われています。
しかし、ハロウィンだからといってどこの家でも「Trick or treat」しに行ってもいいわけではなく、玄関にジャック・オー・ランタンが飾ってあるお家だけにするのがマナーです。
まとめ
いかがでしたか?
私は今まで何も考えずに仮装を楽しんでいました。
しかし、物事のきちんとした由来を知ることは大切なことです。
由来やマナーを知って、秋の終わりに大人も子供も今年のハロウィンを目一杯楽しみましょう。
ハロウィンの夜、ジャックは今もカブのジャック・オー・ランタンを持って、闇の中を彷徨っているのかもしれません・・・。
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