2020年、今年も確定申告の季節が近づいてきました。
個人事業主やフリーランスの人にとっては毎年恒例のことですが、サラリーマンの人など確定申告に縁のない人にとっては「確定申告って何?」と疑問に思っている方もいらっしゃると思います。
近年、政府が副業を推進していることもあって「確定申告をしないといけない・・」というサラリーマンの方も増えてきているのではないでしょうか。
そこで今回は、確定申告に最低限必要な知識として「確定申告とは?」「確定申告が必要な人」「いつからいつまでに申告したらいいのか?」「いつからいつまでの所得を申告するのか?」などについて詳しくご説明したいと思います。
そもそも確定申告とは?
確定申告とは申告者が必要書類を準備の上、1年間の所得を計算し、税務署へ申告・納税する手続きのことです。
納税は国民の義務です。
芸人の徳井義実さんが所得の申告漏れで活動自粛となり世間で話題となっていましたね。
徳井さんはこの確定申告をせず税金を期間内に納税していなかったことで「所得隠しだ!」と世間から批判されることになりました。
確定申告が必要な人は漏れなく手続きするようにしましょう。
確定申告の対象者
それでは、どんな人が確定申告をする必要があるのでしょうか?
確定申告をすることによって払い過ぎた税金が還付されることもありますので、「確定申告が必要な人」「確定申告をした方がいい人」「確定申告をしなくてもいい人」に分けて詳しくご説明いたします。
【2020年確定申告】確定申告が必要な人
■個人事業主・フリーランス・専業主婦・無職の人で年間38万円を超える所得がある人
■パート・アルバイトで年間収入が103万を超える人
■会社勤め・パート勤めの人で副業や投資で得た所得が年間20万を超える人
■給与収入が2000万を超える人
■給与収入を除いて副業などで年間所得が20万を超える人
■2か所以上の会社で給与収入があり、2か所とも年間の給与収入が20万を超える人
■年金受給者で年金収入が400万を超える人
■年金受給者で年金収入以外に年間20万を超える所得または収入がある人
【2020年確定申告】確定申告をしなくてもいい人
■年間所得・年間収入が38万以下の人
■会社で年末調整をし、副業など年間所得が20万を超えない人
■年金受給者で年金収入が400万以下の人
■扶養に入っているパート・アルバイトで年間収入が103万以下の人
【2020年確定申告】確定申告をした方がいい人
■医療費が年間10万円を超える人
※扶養家族がいる場合は扶養家族全員
■住宅ローンを組んで1年目の人
■ふるさと納税で6か所以上寄付先がある人
■自然災害や盗難により資産に損害があった人
■年の途中で退職し、その後再就職せず年末調整を受けていない人
■個人事業主で事業が赤字だった人
確定申告をすることによって払い過ぎた税金の還付を受けれたり、所得税の控除を受けることができます。
確定申告をした方がいい人は漏れなく手続きするようにしましょう。
2020年確定申告いつからいつまで?確定申告の申告期間と対象期間
それでは、確定申告が必要な人・確定申告をした方がいい人はいつからいつまでに申告しなければいけないのでしょうか?
【2020年確定申告】いつからいつまでに申告したらいいの?
2020年(令和2年)の確定申告の申告期間は2020年2月17日(月)から3月16日(月)です。
上記の申告期間内に申告しなければ、延滞税・無申告加算税が課されることがあります。
また、所得税控除や、受けれるはずだった行政サービスが受けれなくなることがありますので必ず期間内に確定申告の手続きをするようにしましょう!
【2020年確定申告】いつからいつまでの所得を申告するの?
2020年(令和2年)の確定申告の対象期間は2019年1月1日から12月31日分までに発生した所得です。
確定申告は毎年1月1日から12月31日までの1年間に生じた所得を申告しなければいけません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、2020年版「確定申告とは?」「確定申告が必要な人」「確定申告のいつからいつまで」について詳しくご紹介いたしました。
確定申告が必要なのに手続きしないでいると、後々より多くの税金を払わなければいけなかったり、自身に不利益が生じることがあります。
また場合によっては、確定申告をすることで払い過ぎた税金が返ってきたり、所得税の控除を受けることができる人もいます。
今回の記事を参考に「確定申告をするべなのか?」を確認して期間内に漏れなく手続きするようにしてくださいね。
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